I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

見合いを考える


世間一般は、お見合いを結婚の手堅くて安易な手段だと思っているけど実際は違う。
結婚相談所では複数の異性をを紹介されるので同時進行で2〜3人とお付き合いを進めることになる。システムがそれを許しているし、相談所の人が「horikita800のお相手はお忙しくされてますからね」と言っていたし。
また、容姿や収入が良いといって特別ではない。相談所では同条件の相手がリスト化されていて、登録者はその中で選んでいるからだ。
お見合いの動機も、親に言われて嫌々の人、良い人がいたらという人、誰でもいいから結婚したい人など様々で、人によって気持ちの温度差が大きく、相手の温度差を見極めないと時間のムダになる。
経験的には、9割くらいが親に言われて嫌々の人だ。こういう人達とのお見合いを何度繰り返しても意味がない。また、生活のために結婚を選ぶような人はいない。そこまでの不況ではない。お見合いに来る女性の大抵は自立した収入を得ていないが、親元で苦労なく暮らしており、こういう人達はよほどの相手でない限り結婚しようとしないから、こういう層はお見合いにおいてまずジョーカーだと思っていい。
関係ない情報だが、お見合いに来る女性の多くは収入が200万円程度で、実家暮らしで、お酒が飲めない。(私調べ)
さらに、おとなしくしていると、自分が結婚相談所における見合いの練習相手やアリバイ要員にされている場合だってありうるのだ。つまり、お見合いに乗り気でなく親に連れられてきたような子どもに相談所職員がささやく「じゃあ、練習と思ってこの人と会うだけ会っててみませんか。温厚でおとなしい人ですから。交際しない前提で結構です」みたいに、知らないうちに結婚相談所にいいように使われてしまっている場合がある(想像)。
相談所の職員が「こんなところ、長くいるところじゃないですよ」と言っていたから推して知るべしの世界さお見合いは。


年賀状で友人の結婚を知り、結婚を焦る人が増えるのが1月だという。結婚相談所が営業に力を入れる時期に水をかけるみたいな文章になってしまった。
つまり、昨今の婚活、お見合い事情は恋愛結婚に近いものがあるってこと。
でも、相手を好きだという気持ちは、ある意味妄想に近くて、誰にだって置き換えることができるかもしれない感情だ。だって、赤い糸はないんだから。
だからこそ出会いで重要なのは「自分が決めた」と信じられることだ。出会いの形は時代とともに意識が変わってきて、上記のような恋愛っぽいお見合いも増えている。
このような理由から、子どもの結婚を心配する両親は以下のことを覚えておいた方が言いと思う。親が連れてきた相手とは子どもは幸せになれない。論理的には。例えば収入も容姿も良くない相手を娘が連れてきて、親が「そんな奴はやめてこの人にしろ」と、たとえ福山雅治みたいにかっこいい男性を紹介したとしても、娘はたぶん自分が選んだ収入も容姿も良くない相手をとるだろうと。「自分が選んだ相手」という状況が大切で、もし道端でその福山雅治みたいな男性とその娘が自然に出会っていたら、その娘は迷わず冴えない彼氏を捨てて福山雅治みたいな男性と結婚するだろう。しかし、親が福山雅治みたいな男性を連れてきても結婚を拒むのだ。
もっというと、親が勧める結婚相談所に娘は行きたがらないが、娘が自分でネットで調べたり、友達と一緒に婚活のために選んだ結婚相談所には行くのだ。
と、言うわけで子どもに婚活をさせるためには一味工夫が必要なのである。
ただし、逆にどうだろう。親がセッティングした見合いをご子息が素直に受け入れたとして、そういう娘または息子を見た親は結構複雑な気持ちだろうと推察する。