今となっては昔の話だが、実はひとりでも日光に行って来た。
お土産は筋肉痛。
一泊して帰りが「今年最悪の荒天 byホテルの人」になってしまった。
それでも、時間がたてば余計状況が悪くなると思って、吹き付ける雪のなか、人生初のタイヤチェーン装着。
今となっては疑問だが、前輪にチェーンを途中までつけて、それから駆動輪を確認したら後輪で、結局タイヤ4本をジャッキアップしてチェーンを装着した。
で、結局視界が真っ白なほど悪くなったので、帰るのを諦めた。
こんな荒天の中、いろは坂の初くだりをする勇気はなかった。
それで延泊。
でも、おかげで翌朝は晴れました。
あえて白黒
中禅寺湖は、しんしんとしていた。
中善寺は早朝で人もなく「貸し切りですよ」と声を掛けられた。
なかでは、お坊様にマンツーマンでガイドをしていただいた。
本堂の立木観音は、根を張った桂の木に直接彫刻した千手観音で日本でも珍しい。
なんでも日光には男体山をはじめ3つの山があって、それぞれに神様がいて、お父さんの山(男体山)、お母さんの山(女峰山)、子どもの山(太郎山)がある。
そして、お母さんの神さまを、お父さんと子どもの神様が守っているという。
さらに、階を登って五大堂には不動明王をはじめ五大明王が揃い踏みで圧巻。
なんでも五大明王が揃っているのは特別なんだそうだ。
そこで、私は一期一会を感じた。
雪による延泊、そして予定外の中善寺訪問。
何か御守でも買おうと思ったら、ちょっとおしゃれな感じのストラップ型の御守があった。
一歩間違えばお土産風なので、すこし意地悪に「こういうストラップ型は昔からあるんですか」と尋ねると、「最近は皆様御守の持ち方に不自由されるようですから」と返事が、ナイス返事。
5大明王はそれぞれにご利益が異なっているので、なにか欠けてもいけないと思った私は5種類の御守を購入したのだった。早朝からマンツーマンガイドのお礼もこめて。
そして現実に戻る。
この小旅行で雪に見舞われて、帰れない、エンジンがかからないかも!の心配をして天気に左右される数日を過ごした。
そして、天候と真剣に向き合って生きている人、みんなのために雪かきなどをしてくれている人への感謝に真に心を及ばすことができた。
地震、そして津波により多くの人が心を痛めている今日。早く人々が普段の生活を取り戻す事を祈る。
ところで、冒頭の日光土産の筋肉痛はまだ治っていないらしくて、整形外科にいってもよく分からないんだけど、寝起きに背中、首の付け根の方が痛むのだ。