他人事なのに自分のことのように残念に思っていること。
それは、ドーハの悲劇でのラモスのパス。
1994年アメリカワールドカップの出場をかけたアジア最終予選(1993年)。
カタールのドーハで行われた日本代表とイラク代表のサッカーの試合。
試合終了間際のロスタイムにイラク代表チームの同点ゴールが入り、日本の予選敗退が決まった。
しかし、私はみていた。
日本がヘディングシュートを決められる前。
三浦カズのディフェンスむなしくセンタリングが上げられる前。
カウンター攻撃からイラクがコーナーキックを得る前。
中盤のパス回しでラモスが蹴った球の先に敵が棒立ちしていたのを。
あのパスの方向が少し違っていれば日本初のワールドカップ出場、本選での上位進出も夢ではなかったのに残念で残念で。