I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

渡辺香津美

日本のジャズ奏者で誰がおすすめか?なんて聞かれたらどうしようと常々思っているが、誰にも聞かれないので勝手に書いておくことにした。⇒前回(7/12)

第7弾は渡辺香津美(ギター)

http://www.hilltop.co.jp/kazumi/J/index.html


渡辺香津美,男。
言うまでもない日本ジャズ界の★。
ゴッドハンドマザーボイス?

渡辺香津美を知ったのは、NHK土曜の夜のラジオ。
今は違うが、当時は渡辺香津美と国分弘子が週代わりでパーソナリティーを務めていた。


渡辺香津美の日は、夜中の12時ごろに彼の外国放浪記のような本を音読するコーナーがあって、それが心地よい”子守唄”となって寝ていました。IT’sマザーボイス。




それはさておき『ワン・フォー・オール』である。IT’sゴッドハンド

ワン・フォー・オール

ワン・フォー・オール


これは、ジャズのアルバムを迷っている人、初めてジャズを聴こうと思っている人、クラシックは聴くがジャズは聴かないという人すべてにオッケーなアルバム。
1曲目『ハヴァナ』は軽くラテン風
2曲目矢野顕子が参加,日本庭園を想起させる
3曲目は「死して屍 拾う者なし」鬼平犯科帳の曲
4曲目はレナード・バーンスタイン『SOMEWHERE』
5曲目『アフロブルー』は途中からブルース進行に
6曲目は肩に力の入らないアドリブが,ジャズ!
7曲目はマイルス・デイビスの名曲。ビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビー』にも入っている曲。ジャズの入り口!?


と言う訳で様々な要素が入っており、私のような素人にも聴きやすく聴き応えがあるのであります。


その他、渡辺香津美は、アコースティック・ソロにこだわったアルバム『ギター・ルネッサンス』シリーズと、リチャード・ボナらと組んだエレクトリック・バンドによるアルバム『Mo’Bop』の二本柱に軸足をおきながらも、オーケストラ的なスケール感のある作品も手がけている。


プロフィールをみれば、1953年東京都渋谷生まれ。弱冠17才でデビュー作『インフィニット』をリリース。
79年には坂本龍一矢野顕子村上秀一等と伝説の「キリンバンド」を結成。更に「イエロー・マジック・オーケストラ」のワールドツアーに参加。
80年代には大ヒット・アルバム『トチカ』を皮切りに、自己のグループで全米&アジア・ツアーも行い、トップ・ギタリストとしての地位を確立。
90年代からはジャズ/クラシックの境界線を乗り越えて世界中で活躍。ギター組曲『ビヨンド・ザ・インフィニット』の発表など作・編曲で独自の世界を展開。
00年代は、『ギター・ルネッサンス』,『Mo’Bop』をレコーディング。さらに、韓国、香港、マレーシアのアーティストと4人でアジア各地のジャズ・フェスティバルに参加。アジアの伝統楽器、さらに世界中の民族音楽とのコラボレーションを展開。
最近では、2007年より公私共にパートナーであるピアニスト・作曲家の谷川公子とのユニット『Castle In The Air』を始動しアルバムもリリース。2008年夏公開の映画『火垂るの墓』の音楽を担当。
(プロフィールは公式HPの抜粋)


TO CHI KA

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ビヨンド・ザ・インフィニット

ビヨンド・ザ・インフィニット