私の水泳のピークは小学６年生のころ。
夏休みに水泳の課外教室があって、希望する生徒が参加していた。
しかし私、少々水泳は苦手だった。
つらかったのは「追い越し」という練習。
２５メートルプールで５０メートル泳ぐのだが。生徒はプールの両サイドに並んで待っている。まず、生徒Ａが２５メートル泳いでターンする。生徒Ａがターンして５メートルくらい進んだところで生徒ＢがＡを追いかけて飛び込む。そして追いかける生徒Ｂは前を泳ぐＡを「追い越す」。Ｂは２５メートルでターンして５メートル進んだところで生徒ＣがＢを追いかけて飛び込む。Ａは５０メートルを泳ぎきって終了。ＢがＣに追い抜かれて５０メートル泳ぎきって元の位置に戻る頃ＤがＣを追いかけて飛び込む。これを繰り返す。
私は生徒Ｂの立場のとき、いつもＡを追いかけては追い越せず、Ｃには追い越され、あげく次に飛び込んでくる生徒Ｄと激突しそうになるという、悲しい展開を繰り返し、へとへとどころか生命の危険くらい感じていたことを思い出す。
ただし、その頃の私のおなかは３段に割れていた。
そんなことを思い出したのは、午前中に北島康介の金メダルを見て、数年ぶりにプールに行ってきたからだ！
今の私の実力はというと、なんとか２５メートルは泳げて、１５メートルなら息継ぎしなくても泳げる感じ。潜水は５メートルくらいか。
おまけにおなかは３段腹。
５０メートル泳げていた昔の自分リスペクト。
ちなみに、北島康介１００メートル最後は手を前に伸ばし、キックで推進してゴールした。
今日、プールでこれを真似して何度も試してみた。けっこうキックだけでもグイッと伸びるのだ。
