I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

搭ノ岳

神奈川丹沢山地の搭ノ岳に登ってきた。三ノ搭から搭ノ岳の尾根歩きは開けた眺望で写真でみたアルプスを想起させる。同視界に富士山が大きい。とにかく明るい。人多く混雑するも、山ガールが花咲くこんな行列なら歓迎だ。日没早い今の時期の日帰りは体力と時間の余裕必要。
10:53 PM Nov 6th Twit


ということで、140文字で済む感想を今から長々と書きますよ。
11月6日(土)の出来事です。
紅葉の写真もありますが、その日の模様です。


搭ノ岳を選んだのは、朝日新聞のコーナー『山頂のごほうび』に”圧巻360度の大パノラマ”とあったから。
”丹沢屈指の人気を誇る””表尾根と大倉尾根を派生させた丹沢主脈の一峰”
と威勢がいい。


インターネット等でさらに調べると、クサリ場や、ヤセ尾根があって簡単ではない。尾根のアップダウンが連続し体力に自信が無い人は山小屋泊が必要、となっている。


今回のコースと実際のタイムは以下のとおり。
秦野駅8:18⇒バス⇒ヤビツ峠9:10⇒二ノ搭⇒三ノ搭10:45⇒烏尾山⇒行者ヶ岳⇒搭ノ岳着13:35⇒搭ノ岳発14:30⇒大倉バス停16:50


今回のコースタイムは、だいたい『山と高原地図』の目安タイムに昼食休憩の1時間を足した約7時間半となった。
とにかくアップダウンの多さでエネルギーを消耗した。
バテている若者多数。でも平気そうなシニア層も多数。
体力に自信があっても、登山客が多くクサリ場等で他の人が降りるのを待ったりして時間が余計にかかるという想定外の要因もある。
山のケガと弁当は自分持ち。
各人に合った余裕有る登山計画必要。




新宿駅6:51
土曜日の早朝、ちらほら登山客風が見える。
進行方向の左側に座った方がいい。
出発するまで気づかないが、逆だと朝の日差しがまぶしいのだ。


相模大野を過ぎると、進行方向の左側が平野、右に山。
大山ってどれだろう。なんてことが気になる。


秦野駅8:18
駅に着いたからトイレなんて言っていると、バスに乗れなくなるかもしれない。
この日は見聞きした範囲でも延べ5、6台の臨時バスが出ていて、それでもバス停には列が。
そしてバスに乗っている時間は45分。長い。立ちっぱなし。
ここで、神奈川中央交通に一言。
おつかれさまです。じゃなくて、それもあるけど。
窓を開けていいんだったら開けてもいいとアナウンスしてほしい。
ダメな決まりがあるのなら換気をよくしてもらいたい。
それだけ。


ヤビツ峠9:10
立派な公衆トイレがある。
ここから登山道まで舗装された林道を歩く。
登山道までマイクロバスやタクシーで行く人もいる。
登山道でバスやタクシーで来た人と合流するが、彼らは歩き始めなので機嫌よくペースが速い、しかし、すぐに足が止まる。
彼らにペースを狂わされないこと。


この日は、大学の山登りサークル風が多く来ていて、規律よく、かつ、ワイワイしながら登っている。
合同ハイキング?合コンハイキング?
など昔を思い出して語っている中年の人たちもいる。


三ノ搭10:45
二ノ搭から三ノ搭までは15分だが、ツインタワーの連絡通路を渡るような、ヤセ尾根でつながっている。


大山


富士山!

尾根の波のむこうに富士が大きい。
山頂付近に雪の冠。


海の方向。
望遠鏡に江ノ島が見えた。




三ノ搭から搭ノ岳まで歩を進める。

尾根の景色がすばらしい。
次々に現れる山の景観がまたすばらしい。
トレッキングしてる、気分になる。


クサリ場や、ヤセ尾根があり、アップダウンも激しく、初心者には厳しいかもしれないが、人気も納得、気持ちのいいコースだ。
今日が晴天でよかった。
山肌が白い岩で、そこに緑や薄く色づいた木々がなんとも美しい。
山ガールがクサリ場でピースサインをしている。
早く行け。でも、なんだか明るい雰囲気だ。


行者ヶ岳を過ぎたあたりでカメラを持つ余裕ができた。


三ノ搭を振り返る




途中の茶屋で、茶屋のコーヒーを頂く。
山のコーヒーは美味い。
でも、砂糖が入っていれば何でもおいしい。
体が求めているのだ。


搭ノ岳山頂が近い。
ドーム状の木々の向こうだ。




搭ノ岳山頂1491m 13:35
山頂は広く、陣馬山と同じくらいか?
人が沢山いた。
柴犬を連れている人、赤ちゃんを抱いている人、ここは近所の公園かっていう感じで自由な人たち。


周囲は見てビックリの大パノラマ。





清川村方面。尾根が少しだけ紅葉。
右奥に大山、再登場。


西

写真右から蛭ヶ岳、遠くに薄く甲武信岳、大菩薩嶺...
搭ノ岳と書いてある標識から右に檜洞丸、熊笹ノ峰、大室山、薄く八ヶ岳...



天気がよければ、神津島がみえるという。




山小屋があって見えないので、山小屋の裏手に回って丹沢山を撮影。


山小屋の裏手に何か黒いものを発見。

フンか?でも臭くないし、むしろ草のにおいが薬みたい。
山小屋の人に聞くと、
「シカのフンだよ、食えねえよ。笑」
教えてくれたお礼に、バッチを買いました。




さて、少し山頂で長居をしてしまった。
帰りの時間もきになるし、下山を開始する。


下山14:30
大倉尾根を下っていく。
懸念の左ひざはまったく痛くならない。
登山口を買ったこと、O脚対策のインソールを入れていることが大きい。
その代わりに右股関節が痛くなる。
でも支障は無い。
下りで痛いのは足の裏。


周りの皆、降りるの早い!
早足で降りていく、それにペースをあわせる。


夕日16:20

夕日に山が染まる、美しい。
うまく撮れなかった〜
じゃなくて、山で暗くなるのはマズイ。
ヘッドライトを取り出すか?
なんて考えながらも降りていくと舗装された道路まできた。
民家の明かりが見える、ということは、辺りは暗くなっていた。


大倉バス停に着くと、丁度バスが来たところだった。満員。
16:50


ということで、丸一日をかけて丹沢の表尾根、搭ノ岳を歩いた。
強くお勧めできるコースである。
しかし、体力や時間の余裕を考えると三ノ搭を目的に来ても十分だと思う。
ヤビツ峠⇒三ノ搭⇒烏尾山⇒烏尾尾根⇒大倉のコース。
ただし、烏尾尾根に迷い易い箇所あり、要地図確認。
ガイドブックに載っていた。


さて、紅葉の季節。
次は東京の奥座敷、御前山などを考えている。