I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

江夏の21球


山際淳司氏によるノンフィクション『江夏の21球』読了。


●あらすじ
日本シリーズ、一打逆転のランナーを背負う江夏、この場面で、代わりの投手が投球練習を始める。江夏は自分が信用されていないと思い心が揺れた。一塁手の衣笠が駆け寄り「俺も同じ気持ちだ」と告げる。江夏の気持ち定まる。江夏の好判断でホームスティールを防ぎ勝利した。


●感想(骨子)
江夏ほどの人でも、いや自負があるからこそ、監督の采配に心が揺れたのだ。江夏ほど場数を踏んだ投手でもメンタルのコントロールが難しく衣笠の言葉が必要だった。いわんや普通の人間が一人で頑に突き進む必要はない。仲間(※)あればこそ心揺れ、仲間あればこそ心湧く。
これからの自分も、仲間とぶつかり合い、励まし合っていければ、何事でも乗り越えられると思った。


(※)高校生は「仲間」を「他者」に置き換えると文章の奥行きが増すでしょう。