I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

平成の文明開化ぜよっ


1.韓国は「経済民主化」が課題。何か。サムスンなど財閥系企業の特権を薄めて私企業の公平な競争環境をつくることなんだそうだ。日本も戦前は三井財閥住友財閥などがあり戦後アメリカにより解体された。韓国は日本の1945年の段階つまり約70年遅れているのかもしれない。


2.江戸時代に身分職業が固定化され、現在も終身雇用的なゆえに職業固定的な日本。
正社員(士)、農、土木(工)、自営(商)という形を変えた身分制度が透けて見える。
平成の文明開化が必要ぜよ。雇用の流動化すなわち保護された正社員身分を無くし、同一労働同一賃金を徹底。第二の農地解放。


3.正社員保護の弊害もある。正社員保護が強いため企業は採用に慎重になり非正規が増える。年功序列的であるため、転職すると年収が大きく下がる。このようなことから再チャレは難しく、一度入った会社に依存せざるを得ない。だから、過労死やメンタル不調、パワハラが絶えない。
育児や介護との両立が可能となる就業規則を持つ会社もあるが、正社員として責任や長時間労働が当然視され、弾力的な労働時間の選択ができず、生活との調和が難しい場合もある。
これらのことが社会の活力を削いでいると私は考える。
雇用が流動化するメリットとして、働き手はチャンスが増えるし、雇用主は適時適切に人材を確保できるようになる。
ただ一方で、安易に解雇できるようになり、雇用が不安定となるリスクを孕むが、転職先も見つかり易い流動化された労働市場がバックアップできるのではないか。


4.農業改革のブレストとして、国内関税を考えたい。つまり県境を越えて物流するときに関税をかける。域内農作物が価格的に比較優位に立ち地産地消が活発になる。現在、稲作に偏重し減反で休耕地となる非効率な農地利用が変わる。各地が「近郊栽培」を始め多品種生産により食料安全保障にも資する。


5. 農作物の域内消費が進めば物流コストが減り、輸送に要するガソリンなどエネルギー消費も減り、CO2削減効果もある。関所で働く職員の雇用創出もある。関税は農業振興や関所の人件費に用いる。ビニールハウスや食物工場など全国で農業用の設備投資が促進される。無理?昔は自給自足だった!


6.江戸時代の身分制度により、皮革商品の製造は一部の人々にのみ許されてきたが、明治政府になり靴や鞄などの製造が自由化されたため、大資本が参入し、生業を奪われた人々は貧困化した。戦後、彼らの貧困対策として国は一説によると現在まで16兆円を投入した。歴史に学ぶ、市場開放の痛み。