I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

多様な働き方って

初任給を月労働時間で割ったら千円だつた。家庭教師、日雇土木労働者の時給の半分くらい。通訳やITの派遣労働者の方が歩合がいいし、野球の選手や芸能人、錦織圭だって歩合制。でも誰も可哀想とは思わない。社長も会社がつぶれたら。安定とは違う。本来、夢の職業は、正社員とは違ったはずなのだか。


だいたい、国会議員が非正規ではないか。だから、非正規とフリーランスは別で、フリーは専門性や特別な能力で一人でやること。社長は一人または従業員を雇うがフリーランスと根本はおなじ。そして、正社員も会社がつぶれたらクビになる。そして多くは経営に口を挟めない。会社は沢山倒産している。


正社員が増えるということは、一つの企業が倒産した時に職業を失う人が沢山でて社会保障費用に負荷をかける。今後、規制改革で産業構造を変える、つまり衰退産業の大手術、円安や国内分業の変化でも企業が淘汰されるという大量解雇時代を前に硬直的な雇用は足枷になりそう。


若手が、会社を興す人すごい。リスクをとるから。と言ってたか、その誰だかわからない社長の下で、黙って働いてるお前もな、と思った。


非正規が三割もいるという議論に対し、正社員をとにかく増やすには、ます中小企業の正社員よりは、大企業の非正規を選ぶ人たちをなんとかしなくては。でも、中小企業の正社員より大企業の非正規が安定だと思ってるとか、都会や大企業が好きな人の自己決定権、職業選択の変更権を国は持たない。


昔は、オトコに労働市場を独占させ、家族制度で子女を扶養させることで、社会保障が成り立っていたが、女性の労働市場参入で状況が変わり、安定雇用から外れる男性がふえて、結婚が難しくなり、短時間労働で家庭を支える女性も増えたから、全体として未婚も非正規も増えたのは皮肉だ。


自民党のスタンスこっちだった
→多様な働き方を妨げる規制の改革に取り組み、女性・若者・高齢者等全ての働き手が活躍できる社会を実現するとともに、民間の雇用仲介サービスを最大限に活用して雇用の創出と拡大を図るため、有料職業紹介事業等の規制改革を進めます。


おそらく、これからは雇用契約というのは少なくなって、全てが個人事業主として会社と契約するようになる。
会社のメリットは、雇用保険などの法定福利費の負担から開放され、契約期間も有期で結び易くなる。


現実的に、土木作業員には「独り棟梁」といって、日雇いでもなく、派遣でもない会社と個人事業主としての契約があるようだ。また、アニメや作家などのクリエイターらはフリーランスが多くて、要するに個人事業主として必要なときに会社に使われる契約。フリーランスというと聞こえはいいけどさ。


こんな風に雇用形態の様子が変わって、事務や営業などもフリーランスの事務員、営業職みたいに広がっていくというイメージ。


ただし、企業にとっての正社員のメリットは、業務範囲が不明確で、何でも頼めるとか、将来の幹部候補生を育成できる点にあり、この点で事務は業務の切り分けが難しく、雇用者被用者の関係から、事務委託的な個人契約に移行するのは自分でもピンとこないのであるが、世の中を変えられる人にはピンきているのではないか?