I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

伝えたいトイレの話


1980年前半には、汲取式トイレがあり、家もそうだった。
いわゆる「ぼっとん便所」だ。


ぼっとん便所は、トイレで出したものが深い汲取槽に溜まり、1か月に一回程度、バキュームカーが来て、吸い取ってくれる。


今は水洗式トイレが普及したけれども、都市生活においても、イベント会場や建築現場にある仮説トイレで汲取式トイレの経験があるだろうから、汲取式トイレの詳しい説明は省略する。


つまり、あれが家にあるのだ。
流れずに溜まっているから、臭いし、ハエが飛んだ。
怖いもの見たさで中をのぞくと…思い出したくない。


小学生の私は、朝食を食べながらトイレをしたら効率的だと、ぼっとん便所でパンを頬張って、結局、吐いてしまった。
私は、何と戦いたかったのだろうか?
結果、トラウマが残った。


今は、高尾山など山の上でも水洗式トイレがある時代だ。


平成20年の総務省調査では、住居の水洗化率は91%だ。
5年に1度の調査らしいので、今はもう少し増えているだろう。
http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2008/nihon/2_5.htm


しかし、水洗式は災害に弱そうだ。
学生時代の宿舎の水洗式トイレはよく詰まって、誰かの残したウンコonウンコでトイレをせざるを得ないときもあった。
たぶん、被災地でも同じことがあったのではないか。


その点、汲取式なら水が無くてもある程度までは大丈夫そうだ。


また、屋久島などでは、バクテリアで分解して自然に戻すバイオトイレがあった。


江戸時代では、肥だめが肥料として、高く売れたということだ。そのままだと植物に有害なので、肥だめで貯蔵し発酵させて使った。


ただし、臭いし、非衛生的で、その割には養分が少ないので、次第に肥だめは消え、化学肥料にとって代わられたそうだ。


ただし、し尿(尿とウンコを指す)に含まれるリンは、食料生産のために必須の物質であるので、日本は全量を輸入していることから、し尿からリンの戦略的な循環利用が求められるとの、東京都環境局の報告書がある。


「新たな3R戦略のための専門家会議」の報告書
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/resource/conference/3r_expert_meeting.html


ちなみに、昔は東京都もし尿を海洋投入してたけど、2008年以降は禁止されたみたいだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/海洋投入


古典落語(江戸から大正)に「家見舞い」という話があり、瓶(かめ)が中古で激安で売られていた(肥だめの瓶だったため)のを買って、引越祝いに、上水用の水瓶としてプレゼントし、そのあげく・・・という話がある。


ああそうだ、水道代を節約するため、水洗式トイレを一回で流さず、2、3回分をまとめて流す人がいるらしい。
聞いただけで汚らしいな。
どうしてもと言うなら、まとめた時と、まとめない時で、水道料金を比較してみて欲しいのだ。まあ、色々な人がいるものだ。勝手にしてくれという話ではあるが。


話は変わりますが、私はトイレを小も座ってするようにしてます。


それと、サンポールって何のことか知ってますか?
トイレ用洗剤なんだけど、就職して一年目に物品購入の担当となり、書類にサンポールの文字をみて、思わず先輩にこれは何かと聞いたら、とんだお坊ちゃんが就職してきたもんだと思われたっていう。。。




うーん、
トイレの話なのに、落ちが付きませんでした。




参考:肥だめに詳しい外部サイト
http://page.freett.com/nankintama/no22.htm