I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

木住野佳子

日本のジャズ奏者で誰がおすすめか?なんて聞かれたらどうしようと常々思っているが、誰にも聞かれないので勝手に書いておくことにした。⇒前回(6/3)

第5弾は木住野佳子(ピアノ) http://www.kishino.net/html/all.html

http://kishino.exblog.jp/


木住野佳子(きしのよしこ)を知ったのは、某ジャズ紹介本。
私が聴いたCD『プラハ』は、ジャズトリオ(ピアノ、ベース、ドラム)の他、彼女自身のアレンジによるストリングス(バイオリン、ビオラ、チェロ)を加えた演奏でジャンルを拡げた意欲作。プラハで録音された。
感情の移り変わりを音にしたような旋律は、らせん状に絡みついてくるようでいて、その美しい部分は過不足なく端正であり、ブラームスを想起させる。
また、プラハ出身ジョージ・ムラーツが弾くベースの紳士的な響きにより、音楽の表情がヨーロッパ風に仕上がっている(ライナーノーツみたいな文章だぜ)。
リラックスした贅沢な時間をもらえる音楽だ。


プロフィールをみるとクラシック畑出身だ。桐朋学園大学音楽学部でクラシックを学び、卒業後、新たな方向性をジャズに求め、1995年名門レーベルGRPより日本人初デビューを飾り、海外で地位を築く。
現在は、国内外での演奏活動の他、 映画音楽やTV-CMの作曲・演奏などを手掛ける。
過去には民謡の伊藤多喜雄のツアー参加、現在では河口恭吾を中心とした 「地球兄弟プロジェクト」のテーマソングを担当し、ライブに河口恭吾がゲスト出演するなど、ジャンルを超えた多様な音楽性で活動を展開するアーティストなのだ。
最新作は2008年4月16日発売、通算14枚目となる『FACE』。


プラハ

プラハ


FACE

FACE


◆MEMO◆ 天が二物を

日本人女性のジャズピアノは、木住野佳子のほか、超絶技巧!上原ひろみ、八木節!山中千尋、しゃべりも達者!国府弘子、人気上昇!川上さとみ・安井さち子、クラシック!守屋純子、草分け!秋吉敏子、復活!大西順子らがいる。


中でも、ルックスが木住野佳子と五分だなと思うのは、ジャジャーン!山中千尋アウトサイド・バイ・ザ・スウイング


そして、ピアノ以外では小林香織(サックス)
Fine(DVD付)