勝手にJ-JAZZ第2弾は南博(ピアノ)http://www.graphic-art.com/minami/
南博というアーティストを知ったのは、2005年8月29日新宿Pit Inn。人生で初のジャズライブを体験した日だった。
Hiroshi Minami Go There!*1メンバーでの演奏。最初の1、2曲は彼らが暖まっていなかったのか、私の耳がついていけなかったのか分からないが下手くそに聴こえた。
しかし、中盤から次第にライブは盛り上がり、空気を切り裂くようなドラム!印象的なピアノ!粋なMC!キレのいいサックス!響くベース!っと細かい部分は忘れてしまったが、とても感動したことは覚えている。
というわけで、彼らのアルバムを買ってみた。よいアルバムであることは間違いないが、残念ながらオーディオではライブの高揚感の100%を再現することはできない。やはりライブの方がいいなあ。
あと、CDを聴いて気付いたのは、南博のピアノは花に例えると桃の花(音色が丸くしっかり聴こえてちょっと可愛い)。そのアドリブも耳で追いかけやすい。でもそれは日本人が話す英語が聞き取りやすいのと同じような感覚なので、きっと南博は日本語で考えてピアノを弾いているのだろう。
それと、南博の音楽はサックスよりもトランペットとの方が相性がよいのでは?ピアノの音色が豊かなので、リードは音色がクールなアーティスト・楽器がいいと思うのだ。ああ、今月ライブを見過ごしたことが悔やまれる。直ぐにでもトランペッターと再共演して欲しい。
それと、今、新宿タワーレコードに行くと南博のポスターが大きく貼ってある。
スタンダード曲を集めた新譜を出したのだ。
正直、南博のCDが大手のCDショップで買えるとは思っていなかったのでビックリした(失礼な言い方だぜ)。
あと、本も出していた。白鍵と黒鍵の間に―ピアニスト・エレジー銀座編
なんだか褒めているのか貶しているのかわからなくなってきたが、また彼のライブに行くことだけは間違いない。
プロフィールをみれば、バークリー音楽大学作曲パフォーマンス課程卒業後、自己トリオでの海外ツアー、綾戸智絵との国内ツアー等を経て、近年は菊地成孔とのアルバム制作やキャスパー・トランバーグ(tp)との海外活動、Go There!メンバーやトリオによる国内ライブ活動を中心に活動しているアーティストなのだ。
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