I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

青梅 御嶽山(みたけさん)

東京都の多摩地域には、高尾山だけじゃないぞ〜。
御岳山にもケーブルカーがあるし、電車でいけるぞ〜。
と、勝手な判官びいきで御岳山に行く事にした。


しかし、行ってびっくり!大賑わい。
私が行ったのは先月のお盆の週の平日だったためか、シニア世代や親子連れのハイカーや、レンゲショウマなど貴重な植物をお目当てにしたカメラマンが沢山来ていて大入りだった。
そして、今回の御岳山ハイキングで分かったこと。


御岳山は良い!


高尾山と比較しても、以下の点ですばらしい!

  • 苔むした岩石・巨樹、滝など野性味に満ちたメリハリのあるコースです〜
  • 清流・滝に肌で触れ、マイナスイオンを浴びます〜
  • レンゲショウマは、個人的に好きな花になりました〜
  • カンタンという虫が鳴いて、それは良いと評判です〜
  • 宿坊があって山の上で泊まることもできます〜


以下は、今回の御岳山の旅の記録である。
観光協会HPの御岳山ハイキングコースを歩く。
http://www.omekanko.gr.jp/hiking/index.html


電車で行く場合は、青梅線御嶽駅からバスやケーブルカーを使う訳だが、本数が少ない時期もあるため事前に調べておくとスムーズだ(末尾をご参照)。


今回私は都合により自動車で行く事にした。
ケーブル駅付近にくると、渋滞していた。たしか150台分の有料駐車場があるはずだが、お客が多いようだ。お盆の時期だからだろうか? そこで、ほんの少しだけ戻って付近の有料駐車場を使った。


6分ほど道路を登ってケーブルカーの駅に着くと、バスで降りてきた客も加わり駅は混雑していた。券売機は2機で行列ができていた。
シニア世代のおじ様、おば様方のグループが「往復キップか片道キップか」「リフト券を合わせて買うか否か*1」「誰かががまとめ買いをするか、各人が買うか」など仲間内で譲り合ったり話し合ったりしているためなかなか列は進まない。また、千円札が機械に嫌われて戻ってきて焦っている人がいてこっちまで心配になる。
でも、今日は遊びにきたんだから気にしない。
また、ケーブルカーも10分に1本と増便されており慌てる必要もなさそうだ。
(後日加筆:2011年現在では、スイカ、パスモが利用可能です)


改札も列ができていて、切符バサミで駅員がチョキチョキ切符に切れ目を入れていく。今はほとんど見られない改札の風景だ。
ケーブルカーは満員で乗車率120パーセントといった感じ。
超、急勾配の坂を上っていく、約6分で終点に到着する。


私は、さらにリフトに乗って上まで登った。意外とリフトを使う人は少なかった。
リフト終点、山頂付近からの展望はこんな感じ。
天気がよければ都心はもちろん、房総半島や横浜のランドマークタワーまで見えるらしい。


周囲を歩くと、カメラをもった人たちが花を接写している。レンゲショウマの群生地なのだ。びっしりとというわけではないが、あちらこちらに咲いている。私も写真を撮ってみた。とても綺麗な花だ。


山頂に向かう途中にビジターセンターがある。


最新の設備ではないが、器具を動かしたりパネルをめくったり主体的に御岳山の自然に親しむ準備が出来るようになっている。


また、面白いワークシートもある。


少し歩くと宿坊が多く在る、つまり宿場町だ。
滞在して修行もよし、夜景を楽しむもよし、早朝にカンタンの声を聴くもよし。御岳山より高い山に登るもよし。

道標に導かれて山頂を目指す。


ケーブル終点から徒歩20分で山頂に到着。
何を隠そう、山頂に神社が建っている。
武蔵御嶽神社
階段をたくさん登るが、がんばる。


御岳山の魅力はまだまだ。
山頂の神社を通り越してロックガーデンに向かう。


途中、長尾平の展望台周辺には、四人掛けのテーブルが多数在り、お弁当を広げるハイカーや、登山計画を練り上げる親子連れで埋め尽くされていた。


私は、七代の滝(ななしろのたき)を目指して、長尾平の分岐から下り坂を進む。
下り坂は急で、滝まで20分程度だが、けっこう足に負担がかかる。
木の根の階段も面白いが、ある程度の覚悟が必要だと思う。、
でも、小さい子ども連れも沢山いたから、ゆっくり歩けば大丈夫なんだろう。
滝に着くと、マイナスイオンが放射されている。


滝から鉄の階段を登ると天狗岩に着く。ただし、この鉄階段はビルの非常階段みたいに急で体力を消耗する。私の結論としては七代の滝に行くには体力を消耗するし階段も危険だ(雨の日の後などは滑りやすいはずだ)。
なお、長尾平から天狗岩に直接行き、ロックガーデンを目指すルートもある。七代の滝をパスするルートだが、七代の滝に行く場合でも、私は、長尾平から天狗岩まで直行して、天狗岩から鉄の階段を下りて七代の滝に行く方が楽なような気がする。でも、急な鉄階段を降りるのは、それを登るよりも危険性が高いから注意を要する。
山で怪我と弁当は自分持ちなのだ。


さらに、天狗岩から先に進むと岩石園(ロックガーデン)コースに至る。
ロックガーデン=岩石+清流+滝+巨樹+苔+遊歩道




ロックガーデンの終点まで行って、後はケーブルカーまで戻る。
これが今回のコース。正味4時間。
可憐なレンゲショウマの花びらから、巨大な岩石、その岩を砕き流れる清水、清水を蓄え空を覆いつくす樹木など様々な自然は箱庭と呼んでいいほど美しい。
そして、この自然を新陳代謝させている貴重な動植物たちの息づかい。
東京にもあったんだ。
これから秋の紅葉シーズンを迎える。御岳山は4時間では足りない。
また、足を運ぶことになりそうだ。

付近から山頂までのアクセス
JR青梅線 御嶽駅下車〜多摩バス「ケーブル下」(10分)〜ケーブルカー「御岳山駅」(6分)〜徒歩(20分)


国立公園御岳山-みたけさん- たびガイド

*1:ケーブルカー終点の先に、ケーブルカーとは別にスキー場のようなリフト設備もある