I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

雲取山 東京側

いざ、雲取山!泣泣泣泣泣


山小屋に予約を入れ、ストックと、ザック、ヘッドライトを新調した。
とくにザックは、背中とザックの間に空間ができるタイプを購入し、暑さ汗の対策をした。


山小屋泊の登山は初めてなので緊張する〜。


某休日

7:40頃 奥多摩駅
朝ごはんを食べたりトイレを済ませたりする。


8:35 鴨沢行バス発
バスは増便含め2台が発車し満員。
しかし半数が奥多摩湖畔で降りた。


9:10頃 鴨沢着
周囲には単独の登山客。
大学生風の軽装の男子2名。
その他山に慣れた風のグループなど。


9:15 登山開始
新調したストックを用意するも道はなだらか。
でも、砂利や根っこが多く、足をひねらないよう注意必要。
単独の登山客、大学生風の2名を追い越したり追い抜かれたりして歩いていく。
途中で3名グループに追い越される。


休憩ポイントについて、道を知っている人と行くとだいたいの休憩ポイントを知っているので、割と良い場所で休憩をとることができる。
水場とか峠とか。
私は初めての道なので、その辺をすこし間違う。
やはり、先達はありがたきもの。
人生でも仕事でも、自分より先を歩いている人の助言は聞くべきと思った。


その他、山歩きで知ったことシリーズとしては、”挨拶”。
山ですれ違うときは「こんにちは」というのがマナーだが、山登りを重ねるうちに恥ずかしさとかがなくなってきた。
挨拶すれば、挨拶が返ってくるということがなんとなく分かってくると普通になってきて、外国人風の登山客が着てもコンニチハーと挨拶を交わせるようになっている。
日常生活においても、自然に挨拶できるようになってきた。


山歩きで知ったことシリーズその2、自分のペースをまもるということ。
早く登って自分の力を誇るというのではなくて、ペースをまもって計画通りに登るということ、少しでも技術を高めて身体の負担を減らすということ、そういったことに価値を置くようになった。
これも、日常生活や仕事に応用していきたい学びだ。


そんなことを考えていると七ツ石小屋に着いた。
というか、そこまでは特筆すべきこともなく、小屋直前の急登を除けばハイキングコース的な道のりだった。


12:40 七ツ石山山頂 1757m
三角点付近にザックを下ろし休んでいると、カメラをもった人が登ってきて山頂の記念写真を撮っている。
三角点を撮ろうとしたので、私が「荷物をどかしましょうか」とザックを取ると、「そうですね」だと〜。
そもそも、三角点付近に荷物を置いた自分が×なのか、「そうですね」発言が無愛想なのか。


それはさておき、雲取山方面をみると尾根を歩いていったん大きく下り、それから小雲取山にむかって登っていく道がみえる。


下りか〜。
下りで左ひざを痛めてしまう心配のある自分が、今回用意してきた対策は、ひとつがストック、もうひとつは左足の着地で足をぐらつかせない、つまり不安定な石などを避けて歩くということ。
そんな細心の注意を払い、なんとか七ツ石山のピークを降りることができた。
次に来るときには、七ツ石山の山頂を避けていく巻き道を歩こうと思った。


それにしても暑い。
尾根歩きは直射日光かキツイ。
日影で休み水分補給をする。
でも、緑が気持ちいい。まさに緑遊だ。


13:25 ヘリポート
自転車に乗った人があっちの方に進んでいった。


13:40 蜂
ストックに蜂がとまり、聖なる剣に?


13:45 小雲取山山頂 1937m


14:05 いい景色
雲取山頂と思ったら山頂でない


この傾斜感、スキー場を思い出した。


14:20 今度こそ
青空が近い。


山頂近辺から奥多摩の山々を望む
これまでの道のりに感慨深し。
今夏は高尾山に4回、城山、陣馬山御岳山、大岳山川苔山鷹ノ巣山と、よく登ったもんだ。


14:35 雲取山山頂 2017m
山頂に着いた。喜喜喜喜喜


例の大学生風の男子2人は先に着いていて、丁度引き返すところだった。
高尾山に登るような軽装で、都内最高峰の頂を踏むとは、若さ恐るべし。
富士山は雲にかくれて見えなかった。
そういえば、今夏はどこの山に行っても、富士山は見えなかった。
夏で雲が多いからだろうか。


15:15 雲取山荘に向かう道
雲取山から山小屋に向かう道中、下り坂で案の定、左ひざが痛くなってストップ。
後ろから、先ほど山頂にいた3人組おやじ軍団が降りてくる。
私は”写真を撮っているので歩くのが遅いのです”みたいに見えるように、植物の写真など撮ってみる。


15:40 雲取山荘着
水がじゃあじゃあ出ている。美味い。
布団セット、水洗トイレ完備。
夕飯もとても美味しかった。


山小屋には、家族連れの小学生から、甲武信ヶ岳から縦走してきたという古希のベテランまで、幅広い年代で、さすが、山梨県、埼玉県、東京都の県境に位置し、トレッキングコースも豊富な「日本百名山雲取山だけはあるなあと思った。


翌朝
5:10 山小屋より日の出


山頂から富士山を見たい


埼玉県の三峰神社方面に下山予定のため、雲取山山頂に上るのは逆方向で、1時間余計に歩くことになる。
さて、どうするか。
早朝の澄んだ空気なら見えるかもしれない。
行ってみた。


6:10 見えたど〜



夏の富士は武骨で、まるで火星かどこか別の惑星にでも来たかのよう。
これで、私の山登り第一章が、きれいに幕を閉じたような気がする。
本当に良かった。
よほど私が嬉しそうだったのか、山小屋に戻ると、スタッフが「花の手帖」をくれた。


でも、まだ雲取山登山は終わっていない。
下山が残っている。
埼玉側、プラス1時間の体力ロスは大きく、結構キツイことになったが、温泉に入ったり楽しかった〜


(つづく)