相模湖に面してそびえる石老山(せきろうさん)694m
この山は数々の奇岩、巨岩に富んでいて、関東百名山の一つ。
手軽に登れる事から、日帰りハイカーに人気があるとのこと。
http://www.sagamiko.info/2010/02/post-11.html
<アクセス>
JR中央線相模湖駅よりバス
神奈川中央交通 湖21 湖22系統(三ヶ木行)〜8分〜
石老山入口バス停下車
http://www.kanachu.co.jp/ バス時刻表等検索
<ポイント>
- 味のある案内板
- 密度濃い登山道
- さざれ石
<行程>
9:30 石老山入口バス停
バス停を降りたら大きな看板がある。
橋を渡ると左手にきれいな公衆トイレがある。
そのままトイレを左にみて道路を直進する。
ここを間違わなければ、あとは道標がしっかりある。
ほどなく相模湖病院が見え、登山口はすぐ。
バスを降りて十数分で大自然の真ん中というのは驚く。
沢が流れていて、巨岩と沢のハイキングコースは、青梅御岳山を思い出させる。
10:20 顕鏡寺
奇岩の道
奇岩は圧倒的であったが、よくみると秘密が...それは後ほど。
まずは、味のある案内板について。
弁慶が拳で空けたとされる穴
案内板「この岩に拳の跡を残す力はなかったと思う」
冷静なること風のごとく。
八方岩
案内板「八方が見えるといわれていうが、東南方面が見えるだけである」
正直なること林のごとく。
バリエーション豊富で展望も期待できるハイキングコース。
密度濃い登山道。途中で飽きる心配はないだろう。
人気火のごとくも納得。
11:45 石老山頂 694m
ガスっていて富士山は見えなかった。
丹沢山地が眺望できる。
眺望山のごとし。だって山だモン。
694mはスカイツリー(634m)より少しだけ高い場所。
逆にスカイツリーの高さに驚く。
日本人の技術はすごい。人は城なり。
山頂には、シニア世代のグループがワイワイ昼食をお食べになっていた。
話を伺うと、なんでも奇岩はさざれ石、国歌に詠われるさざれ石なのだという。
さざれ石とは、小さな石の欠片の集まりが炭酸カルシウムなどにより埋められ、1つの大きな石の塊に変化したもの(ウィキペディア)。
え〜知ってたらもう少しよく見たのに!
そう思って、先ほどの天狗の力試岩の写真を見ると、たしかにツブツブがある。
「さざれ石」見つけ?
大明神峠に向かいながら、必死にさざれ石を探す。
大明神峠に向かう道中はいくつものコブを登ったり降りたりで多少大変だが、このくらいあったほうが山に来た感じがしてよい。
歩いていくと、針葉樹の林から、針葉樹と広葉樹の混合林に変わっていくのが分かる。そんな変化に気づける自分エライ。
12:45 大明神展望台
相模湖の向こう、正面左が景信山、右が城山、その間にしなう小仏峠の稜線が美しい。
画面右に見切れているのが高尾山。
画面左にずーっと行くと陣馬山。
高尾山から陣馬山まで縦走したことを思い出し、あんなに歩いたのかと少し嬉しい。
さて、下山だ。
なだらかな下りで、キャンプ場を過ぎて道路に突き当たったら右に進む。
14時すぎ、プレジャーフォレスト(旧ピクニックランド)前バス停到着。