I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

流用と付け替え


復興予算が別の事業に使われている件。
沖縄の道路とか首都圏の税務署の耐震工事費用とか捕鯨活動に関するものまで。
このことが表に出たことによる官僚の次の策はだいたい読める。


予算の付け替えだ。
流用と指摘されないように、予算の出所を大元から変えてしまう。総額は変えない。


福島、宮城、岩手など被災各県の経常経費、つまり建物の維持管理や人件費など震災があっても無くても毎年必要だった費用をこれまでの財布(予算)から別の財布に移す。
そして、空いた財布には復興予算を入れる。復興予算が被災各県に流れている形作りをする。
別の財布に移されたお金は、沖縄の道路とか首都圏の税務署の耐震工事とか捕鯨活動に関するものなどに使う。
総額は、変わらない。


なんでも公務員用語によると「見せ方」の問題なのである。
被災各県に要する費用を全部復興予算で賄っているようにみせて、その他は別予算で執行する形に予算の出所を組み替えるというわけだ。


分かりにくい文章になってしまった。要するに来年度予算が見直されたというなら、国と自治体の総予算が減っているかどうか見ること、減ってなければ、予算の付け替え(組み替え)というお役所のテクニックにより、良さげに見せられているということ。


結局、ダマされるのはお客さん(国民)。
そして、予算の付け替えによる省庁からの補助金の枠組みが変わったりすることにより、県や市町村の公務員が余計な仕事をさせられる。


こんな予想は外れて欲しい。