I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

バランスなんだけどさ。


1.エネルギー輸入超過で、貿易収支が赤字になり円安に振れている。円安になると輸入品の値段が上がり食料・資源を大きく輸入に頼る日本は今後黙っていても物価が上昇するはずだ。家計も厳しくなるかもしれない。その批判をかわす先手を打って自民党(官僚)は、政策で物価を上げると言い張っている。


2.しかし、物価が上がると良いこともある。借金の額が目減りする。物価が十年後に10倍になるとしよう。月収は200万円?それは極端な例だとしても貯金するより借金をしてでも商売を広げようという空気になる。


3.このように、実需ではエネルギー輸入超過で確実に円安が進み物価が高騰するのに、物価が上がったのは政策だと安倍経済だと掛け声(非実需)により投資家が踊り、株価上昇、企業もその気、国民も本気になって実需を伴う好循環(´-`)。oOピンチをチャンスに変えるこの作戦は嫌いではない。


4.ただし、非効率な産業や高コスト体質を保護したまま日本の物価が上がり、海外との物価差が広がり、まさに物価の独歩高(ガラパゴス化?)することは、海外からの投資を削ぎ、また輸出の価格競争力を失う。国家財政が経済を支えきれず破綻し、国債はデフォルト、銀行も破綻、国民の貯蓄はパー。


5.ここまで突き詰めると内外価格差の是正は、日本が通商国家・貿易立国として存続するために守るべき指針であり、物価高政策とは矛盾するんだよなあ。でも解決策が俺には分からん。「君、それバランスだよ」そりゃそうだ。