I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

婚活パーティー


婚活パーティーに行ってきた。昨日と今日で二本。


短い時間で何人もと話をするのは、結構つかれる。


会場は証明を少し落とした洋室。長テーブルをはさんで男女が向かい合って座る。
男女各20人(総勢40人)。
プロフィールシートに氏名、年齢、職業、年収、趣味、特技、家族構成、婚姻歴などを簡単に記入する。
番号札を胸に付け、その番号で管理される。
最初に異性全員と自己紹介タイム。プロフィールシートを交換して3分間でお互いの自己紹介。
男性陣が隣の席に移動し、次の女性と自己紹介。それを20回やる。


3分は短いと感じるが、「勝負」に時間はいらない。おそらく目と目が合った瞬間にインプレッションは決まっている。
それと、本来は1分で自己紹介をせよと言われたらそれは結構話せるはずの時間てもある。隣の会話に耳を傾けると、住所や好きなテレビ番組など共通点から切り出す感じが盛り上がっているように聞こえた。
女性のインプレッションカードで、好きな映画として『レ・ミゼラブル』を挙げる女性があまりに多いので、この映画の魅力は何か聞くと「観てください。凄いですよ。女性は皆好きなはずです」うーん、そうなんだ。


私はカードに趣味として、「まち歩き、音楽、古い建物をみること」、好きなテレビ番組・映画「ぶらぶら美術館、トイ・スト=リ=」と書いたところ、美術に関する話題になったが、「琳派が好きです」「ラファエロを見ました」と応えようにも、それで琳派とは?ラファエロって?という疑問に説明するのは時間がかかるので、美術を趣味に持ち出すのは、考えものだと思った。また、トイ・ストーリーも話題になったが、それではディズニーが好きなのか、TDKにはよく行くのかという質問に対する私の応えは「ノー」だったので、これも会話の出口が難しいなと思った。古い建物をみることも興味を持ってもらえたが、「東京にある国宝建築は2つで、迎賓館と正福寺です」というウンチクとか、「旧古河庭園」は洋館でバラが綺麗という説明はあまりヒットしなかった、で何なの?と言う感じになってしまうのだ。いや3分でプレゼンするのは難しい写真も必要だという気持ちになる。古い建物といえば、京都とか横浜もいいですね。などと言われ、そういえば私は東京から出る事がないなと気づいたり。あれ、オレ上手に自分のこと説明できてない?


まあ、会場で40名が喋るのがウルサくて声を張らないと伝わらなくて、大きい声を出すのが苦手だという女性もいたけど、私も途中から話す根気が続かなくなったり。


自己紹介タイムが終わると、中間インプレッションとして、お目当ての番号を第6順位まで記入し会場スタッフに渡す。


フリータイムは目当ての女性の席に男性が行く形であるが、現実は厳しい。
男が誰も来ない女性の席がある一方で、誰に行くともなく「アブレた」男性もいる。


具体的にいうと、どう見ても美人で洗練された受け答えのできる40歳の女性には男性が来ず、田舎娘くさい愚直な感じの31歳の方に列は出来る。


しかし、褒め上手の40歳女性には男が集まり、ツンデレ風の27歳女性は暇そうにしていたっけな。
性格の問題か年齢の問題かは分からない。


フリータイム中に、先ほどの中間インプレッション結果が返される。意中の異性のライバル数や、自分の番号を書いてくれた異性の番号が記載されてある。(場合によっては、誰も自分の番号を書かなかったという現実を知るところとなる)


フリータイムは、中間インプレッションの結果を踏まえ、お目当ての異性にアプローチしていく。


おそらく、婚活パーティーで厳しい現実に直面する人はもう二度とこないんじゃないかな。
婚活パーティーは結婚のセーフティネットではありませんな。


私はというと、今日の課題は「挨拶をしっかり」「褒める」


褒めるを小さなウソと思うか、価値観の共有(共感)と思うか。


私は価値観の共有(共感)と思う事に決めた。


プロフィールシートに目を落とすことなく、相手の目を見て話すようにした。


でも、今日は私の日ではなかった。気乗りのする女性がいなかった。


最後に、カップリングの告白シートを第3希望まで書けるが、私は空欄で提出。試合放棄。
会場スタッフのアナウンス「お付き合いが始まるというよりは、お友達から始めるイメージでご記入ください」


ていうか、場についていけず、20名程度の女性が誰が何番だかまったく分からなくなってしまった。
このようなことがないよう、顔と番号の確認タイムがあったのにな〜
メモ用紙を配られていたが、上手にメモをとれていないオレですよ。


でも、最後に話した女性との会話で、自分が古い建物が好きなのは、その空間美が好きなのだと気づかされたのは収穫だった。


そういえば、朝顔やグラジオラスの2つの鉢植えを二年越しで育てていること、趣味とは言えないと思ってたけど、「毎日水やりをしっかり出来てたってことですよね。凄いですよ」と言ってくれた女性もいた。


今思い返せばもっと話をすればよかった。まあ時間切れになったんだけどさ。
あ、その女性達からアプローチが来た訳でもないぜ。


話を全体に戻すと、本日のカップリングは、4組成立したとのこと。


さあて次は、比較的じっくり話のできる「個室型」でいくかな。
まあ、第一印象が物を言う空間であるけど、もう少し深堀りしてみたい時間でもある。