I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

母倒れる

拝啓、歳の離れた妹へ


母が倒れました。入院です。
脳@出血ということです。


普段通り朝食を食べ、気付いたら2階でうずくまっていた。
意識無し、よだれ、靴下に半分足を通していた。
救急車で搬送。


本日で、入院5日目。
父から連絡をうけ、肺炎を併発して急を要すると判断し、
仕事を休んで見舞いに行きました。
現在、意識はあり、笑いますが、上手く喋れないです。
手足を動かしますが、左半身に運動障害があります。
飲み込むことができず点滴で栄養をとってます。


体には点滴のチューブ、心拍数を測る器具が指にあります。
鼻から薬を注入し、血圧を下げる薬も点滴で入れています。


入院6日目。
体を動かし、起きようとするくらいまで回復しています。
流動食も始まりました。
主治医によれば、栄養が足りないと貧血になるなど不具合が生じる。
貧血の尺度である正常値の下限11になっていた。
熱が上がったが、白血球数が3000台で、増えてない。
普通なら1万を超えるはずだが変らしい。
血圧は上が120、下も100くらいあって、下が高い。


CTスキャンによれば、脳の右側に白い影があり、出血のあとが見られますが、自然消滅する診察です。
ピンポン球くらいの大きさが見て取れます。

現時点では、手術は必要ない。
主治医によれば、このくらいの大きさでは手術しないのだそうです。
30日間の入院の後、リハビリ病院への転院を目指す診療計画です。


肺炎の併発もありましたが、抗生剤により熱は下がりつつあります。
現在37.5度


病院は、設備やスタッフの応対も信用できそうです。


治療費は、高度医療費制度等によりほぼ無料ですが、ベッド利用代、おむつなど雑費が自己負担日5000円ほどとなっています。


今後、リハビリも含め長期間の闘病となりますので、父の身体も心配なところです。あまり食べ物が喉を通らないと言ってます。


なお、親戚筋は、父方、母方ともに一通り面会に来たとのことです。


職場の同僚に報告したところ、必要があれば仕事面のフォローはいくらでもすると、力強い言葉。
何かあれば、仕事より家庭を優先してくれとも。


さらには、実は9年間に渡り脳出血後のリハビリ看護をしているのだという同僚から、何でも相談して欲しいとの言葉。有り難い。


リハビリとなると、東京に父母一緒に呼び寄せた方がいいのだろうか?
故郷にて、父に介護を任せっきりというのは厳しいだろうか?


妹よ。今度の終末に、見舞いにくると。
リハビリ方針について、話し合うことになるのだろうか?


妹よ。脳出血が小さいうちに医師にかかったことで、早期発見ってことだよねと、聞くから、君に「うん」と答えたが、正しくはそうなのか分からない。
出血が小さいことをもって早期発見となるのかどうか、定義がわからない。
また、「早期発見」なら、運動機能の回復の期待を持っていいのかと、君が聞くので「うん」と答えたけど、正直それも分からない。
ちょっと、ネットで調べたけど、リハビリで6か月の壁というのがあって、それを過ぎると機能回復が頭打ちするのだそうだ。
でも、それを打破する薬があると、NHKの番組サイトで発見した。
期待を持って臨もう。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20120606.html



でも、これは言ってはいけないことだが、
俺に嫁の来てはあるのだろうか?


今週末のデートの約束は断った。
母の見舞いがあるからだし、なんだか正しい行いではないと思ったからだ。
そもそも、母親がいなければ、私の命もなかったことだし、
10年くらい母のために尽くすのも当然といえば当然か?


また便りする。兄より。