彼女にプロポーズした。
レストランで手紙を渡し、後で直接言うことにした。
なぜか?
自分の言葉の価値を、私自身が信じていないから。
仕事上でも、書面は言葉よりも重要なツールで、
そういう価値観があるから。
案外サプライズになると思ったり。
でも、彼女は飛ばし読みして、直接言ってもらった方が、
うれしかったと答えた。
で、帰りに夜景の見えるホテルで、直接言うつもりだったけど、
夜景が思ってたのと逆方向で、ラウンジも閉まっていた。
でも、直接言ったら、オッケーもらえたゾ
でも、人生の大一番だから、彼女が一番望むやり方にしたかったな。
で、今、プロポーズ+手紙で検索して、答えを探している。
やはり、言葉がいい派、手紙もよい派があるらしい。
手紙は一生残るのだ。
だから、彼女に、その場で消える言葉より、手紙のがいいじゃん。
とか強弁したくもなったが、やめとこう。
それよりも、彼女が私の言葉に価値を置いていてくれるのが
分かったと、前向きに受止めようと思った。
ただ、彼女なりの理想のプロポーズとは違ってたということだろうけど。
こんな、滑舌の悪くて、声が小さくて、口下手な男の言葉がよかったと、
言ってくれる人、本当に大切にしたいと思うし、愛してる。
で、顔を真っ赤にしてネットで調べていたが、
プロポーズは花束とか指輪とか、シャンパンとか、夜景とかプラスワンアイテムが、
あればよかったなと、芸が足りなかった事にも反省した。
思えば、いろいろ至らない告白だったけど、
不満な素振りも見せず、「直接言って欲しかった」の一点勝負か…
やっぱり好きだ。結局のところ好きだ。
朝、富士山が見えると教えてくれた人、
この人となら見つけられそう。まだ形も知らぬ幸せが。
また、気持ちの込め方には、ホテルのグレードだけじゃなく、花束とかいろいろ、
工夫の余地は今後もある、前向きに昇華するさ。