I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

2 主著書『ツァラトゥストラはかく語りき』


ニーチェ主著書『ツァラトゥストラはかく語りき


当時、学会ではまったく理解されなかった。
第4部は、自費出版で40部だった。


難解な部分があり、岩波文庫の注釈にも「この部分の意味は不明」などと正直に書いてすらある。
主要思想「永遠回帰」ですら実際のところ誰もよく分かってないと、光文社の解説には書いてあったので、逆にもっとよく知りたくなった。


ニーチェは、「この地は生きるに値する」と登場人物に言わせている。
宮崎駿も言ってましたな。


そして「笑えばいいのだ」とも言っている。
碇シンジも言ってましたな。


ただし、ニーチェが「この地は生きるに値する」と言ったのは、宮崎駿とはたぶん少し違って、キリスト教が天上の世界に焦点を当てるのに対し、地上の生活、現世に焦点を当て直したことに時代的意義があったと思う。


「今この時が大事」とも言ってる。
林修氏も「今でしょ」と言ってますな。



永遠回帰を自分なりに考えると、例えば人生はY=aXのような数式で、変数aを変えない限り、過去から永遠まで変わらない。
ニーチェは行動せよと言う。過去は変えられないが、自分が望んだのだと、肯定的に受止めるよう説く。


さらに、ニーチェは言う。過去は変えられないため、人間の意思は、現在の自分に復讐すると。
その復讐から身を守る手段として、怨念を捨て去るインド思想や、神に「救済」を求める宗教思想などがある。
なお、これは現代のうつ病リハビリにおける認知行動療法に通ずる。

過去に存在したものたちを救済し、いっさいの『そうであった』を『わたしはそう欲したのだ』に造り変えること。
これこそはじめて救済の名にあたいしよう。


あまちゃんは、日常が途絶する様を描いた。
アキちゃん「気にすんなってことだべ」


アメリカの著作家、ナポレオン・ヒルははこう言う。
「ポジティブな感情とネガティブな感情が同時に心を占めることは有り得ない。どちらか一方が他方より勝るはずだ。ポジティブな感情が心の中で優勢を占めるようにするのは、あなたの責任だ」


ツァラトゥストラの場合はこう言う。
「これまでに、もう一度と思ったことがあるなら、すべてが新しく、永遠に、糸で結ばれ、愛し合ってる、そんな風に君たちはこの世界を愛した。消えろ!だが戻ってこい!喜びは永遠を欲する」


そして、ツァラストラに断固たる結末が訪れる。
ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)  ツァラトゥストラ〈上〉 (光文社古典新訳文庫)




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NHK - プロフェッショナル 仕事の流儀 - http://www.nhk.or.jp/professional/2013/0909/index.html
「自分の頭で考えて、実行し、結果を出す人達…」