I me Mine

根暗なマイハートのネジを巻け!

美しい国、世界一の都市


何ラジオだか忘れたけど、解説員が言ってた。
安倍総理が「占領軍に押し付けられた憲法を変えて、同盟国と一緒に戦えるようにしたい」と言うけど、占領軍も同盟国もアメリカなんですよね〜という皮肉。


三島由紀夫氏は、自衛隊はアメリカの傭兵になってしまうと危惧していたのだそうです。また、愛国心という言葉の嫌いだった。自衛隊の前で演説して反応なしで切腹した。
安倍総理と三島氏の対談が見たかったなあ。安倍総理も表向きは米国と組み、いつか力を付けて米国にノーを言う。臥薪嘗胆ですかね。


でも、私はこう思う。今は、アメリカが日本の傭兵として働いてくれていて、おかげで戦後の日本は軍を持たずに海路空路、国際取引の安全が確保され通商国家として今がある。基地問題などあるけど、大筋は変えなくていいのに。
じゃあお前の家の隣が基地でいいのか?はい、米軍基地の隣に住んでました。


日本はアメリカと戦ったけど、本当の敵はイギリスだったんじゃないかと。イギリスも中国や東南アジアに食い込む列強の1人で、日本に対し、米国や中国と組んで経済制裁をかけ、解除の条件として米国が示した難題「ハル・ノート」が日米開戦の発端とされるが、米国を前面に憎まれ役をやらせたのはイギリスだと。


世界都市ランキングでロンドンが一位だと、舛添さんが言ってた。東京も世界一を目指すと。
でも、歴史を学ぶとイギリスのイメージが悪くなると世界史の先生が言ってた。中国にアヘン(麻薬)を売って、中国が拒むとアヘン戦争を起こす。アヘンはインドで作り、地場産業の綿花をめちゃめちゃにした。


中東のパレスチナ問題も、イギリスの二枚舌外交が原因とされている。で、アメリカはイスラエルの政治力によって何度も中東に介入してるけど、イギリスの尻拭いですよ。
ソ連との冷戦、朝鮮戦争ベトナム戦争共産主義との対立だけど、資本主義体勢の堅持は、主に投資益で稼ぐイギリスの国益ですよ。


アメリカは、イラクと戦争して、あげく大量破壊兵器がなかったとか、テロの標的になったり、敵を作るのがうまく、軍事産業のためもあるかもしれないけど、イギリスみたいに、核兵器保有国でありながら、涼しいイメージを持ち、テロもあったけど、裏で仕切るような政治力をまず日本は持ってほしい。


本当の敵は、敵のような顔をしていないものだ。何かのドラマで言ってた。


国際的な政治力がないのに、軍事力だけ強める国がどう見られるか?それはお隣の北朝鮮を見れば明らか。


物理的に敵を排除すると書くと物騒だけど、家に鍵をかけるのも物理的な泥棒の排除だ。ネットセキュリティ強化もハッキングを排除しているのだ。カードの暗証番号も泥棒を排除しているのだ。尖閣諸島の国有化も家に鍵をかけるのと同じ。防衛軍も鍵と同じ。なんて口車に気を付けたい。


坂本龍一氏の対談本『愛国者の憂鬱』より。SNSが普及して、一般人の声が一般人に届くようになった。まだメディアや対立を煽る政治家その応援団の影響が強く、日本は自国でワーワー言い、中国人も自国で暴動を起こす。でも、実際は仲良くしたいと思っている人が多い。そういう声がお互いに届けばと。


安倍首相は「私たちの愛する国、日本を、より美しい、誇りある国にしていく責任を痛感し、決意を新たにしている」と建国記念日を前にメッセージを出した。


世界一の都市、美しい国


歴史とはそれぞれの時代において勝ち続けた言葉やイメージの積み重ねだと言われる。


これらの言葉を、これからどう紡いでいくか、責任与党、責任野党、責任国民、責任都民が求められる。


三島由紀夫氏が愛国心という言葉を嫌った理由は、自国内という限られた対象に向けられたものは愛とは言えない、愛とは分け隔てないもの。という趣旨だった。


もちろん、舛添都知事が言う世界一の都市も、住む人にとって最高の福祉や防災、経済を構築し、訪れた人が世界一良かったねと言ってもらえる都市にしたいという意味であり、決してクローズなそれではないと信ずる。