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根暗なマイハートのネジを巻け!

セックスレスそのとき女は


セックスレス そのとき女は……

セックスレス そのとき女は……


1.結婚が男を育てるロジック撤回っ夫婦が子育ての忙しさを境にセックスレスになり、性欲の発散は不倫、風俗(男性用)、性感マッサージ(女性用)、夫の不倫相手を徹底糾弾など、出口は様々のよう。根底に、男は傷つきやすい。家庭は公私の別で公に位置づける感覚。


2.真面目な女性ほど、夫婦は〜べきという規範意識に苦しみ、自分に魅力がないという自損感情の反動から浮気し、別の男を知って夫が下手だと気付く(男性が一番傷つくパターン)。
夫を子どもの一人に扱い、男扱いしない妻にも問題あり。アラフォーになって性欲を開花されても夫は対応しない。


3.セックスレスを信頼出来る人に相談したら、単身赴任の男を紹介され、不倫で性欲が満たされてます、心と心を求め合う相手が見つかったという『セックスレスそのとき女は』レポートは、ちょっと住む世界が違う人達がいるもんだと感じた。いや逆に私の方が稀少動物なのだろうか。


4.共通するのは、配偶者に性的に心を許せず、簡にして要な営みとなっている。不倫など不特定のパートナーとの間では、道具を使うとか、全身をなめ回すなど執拗な行為に走る極端さ。家庭内に心の置き所がないから、家庭外に体だけでなく、心の癒しまで求めるようになると長引く。


5.挿入時間が短いと、うーと低いため息を付く妻。長く頑張れてるときには、まだなの?(はやくイってよ)と嫌がる妻。疲れてるから早くすませて(浮気サレルト困ルカラサセテアゲルケド)と言わんばかりに体を開く態度。この瞬間、男にとって妻が女でなくなるらしい。経験はないが、その一線は肌感覚として分かるような気がする。一度雑巾と見なしたタオルで顔を拭く事がないのと同じだ。


6.「物格化」という言葉を当てはめたセックスレスのストーリーは、2つ考えられる。
一つは、結婚相手を求めるのではなく、結婚がしたい、結婚している自分になりたいと自分本位の動機で結婚生活に入ると、相手の人格よりも役割など客観的過程の中で見ることになり、その結果、配偶者と生理的な性愛の関係になれずセックスレスになることが考えられる。


二つは、結婚相手を人間として人格として見ているが、生活のなかで相手の感情を感受しすぎ、また夫婦のパワーバランスの変化などから心に距離が生まれ、小さな心の傷を数多く負わされた結果、なるべくなら関わりたくないと精神的・生理的拒絶感が生まれ夫婦間のセックスレスに陥る。
逆に、不倫や一時の関係に没頭していくセックスレス夫婦の行動は、セックスフレンドを物格化している。不貞相手を、人間としてではなく、生きた道具としてみなすため大胆なセックスが出来るし、2人ではあるが実質は2人でオナニーをしているのに等しい。さらには、自己の理想を相手に投影し相手をありのままに見ていない(物格化)、心を許せる真のパートナーだと錯覚しているという理解によって、上記4が説明できると思った。


さらには、セックスフレンドとの間でもセックスレスは起きるかもしれないが、関係が悪化したら断ち切れる関係であるため問題にならないのだろう。セックスフレンドが問題になるとしたら、人間関係を継続していきたい理由があるからだろう。それは救いかもしれないし、絶望かもしれない。